「運転がうまいネ」と言われる方法!! (その4)
「カーブの時は遠心力がかかっている」というのは
もう少し、踏み込んで考えると、
「慣性の法則」が大きく関わってきます。
慣性の法則とは、「運動している物体は、同じ方向に、同じ速度で移動し続けよう」
とすることです。なので、
まっすぐ走っている車は、ハンドルを回してタイヤの向きを変えても、
引き続きまっすぐ走ろうとしているのです。
でも、車は実際に曲がっているよ???
はい。しかし、実はタイヤの向きには進んでいませんよ。
実際は、タイヤの向きよりも、まっすぐ前に進んでいるのです。
なら、どうしたらいいの???
タイヤの向きの変わる直前に、
スピードを遅くし、まっすぐ進もうとする慣性の法則の力を
弱めるとともに、前タイヤに重心がかかれば、曲がりやすくなる
のです。そこで、ブレーキの掛け方、そしてかけるタイミングが
重要になります。
つまり、ハンドルを回すまえに
ブレーキを踏む、ということかな!?
そのとおり!
しかも、ブレーキを短く、ギュッと踏むことで、
大げさにいえば、急ブレーキの状態になります。
急ブレーキを掛ければ、体も物も前に行きますね(これも慣性の法則ですよ!)。
車自体にも同じ力(ちから)が、かかるのです。
つまり、重心が前(=前タイヤ)に移動しているのです。
この瞬間こそがハンドルを回すタイミングです。
そして今度は、慣性の法則を利用するのです。
1度曲がってしまえば、車は、その曲がった方向へ進もうとしています。
カーブの間はスピードが落とさなくていいんだ!!
そうです。
なので、スピードが落ちない程度にアクセルを踏みましょう!!!
どうですか?
早く曲がれるイメージができたでしょう!!
最初は、ぎごちないですが、すぐに慣れますよ。
なぜなら、慣性の法則を、上手に利用しているからです。
でも、ほかの人を乗せたときには、
ブレーキの踏む力(ちから)は、加減しながら
同乗者の方の乗り心地なども感じ取りながら運転してくださいね。
では実践してみてください。
次回は、「慣らし運転」についてです。
なるほど、勉強になるわ
by NO NAME (2014-09-22 21:57)