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本当の暖機運転とは

「暖気運転」の方法は? エンジンをかけて、ほっとくのか???


 [ふらふら]さむーい朝は、エンジンが、あったまるまで

 動かさない方がいいのか?


いいえ。 答えから言うと、「間違い」です。

今から20〜30年以上の前なら、エンジンの温度をある程度上げないと、

ギクシャク」、「ガッタンガッタン」していました。

(またまたマニアックですが、金属は冷たいと少し縮みますね。

 結果、エンジン内で余計な隙間ができてしまい、うまい具合に動きませんでした)


ところが、技術は進歩しています。

電子制御で、温度に合わせた燃料の量にするなど、エンジンが冷えていても

全く問題ありません



   [がく~(落胆した顔)]じゃあ、暖気運転は不要なの?

いいえ。本当の暖気運転の方法を教えますね。

本当の暖気運転の方法とは、

エンジンをかけた数分間は、トロトロ(時速20〜30km)と走りましょう

これだけです。カンタンでしょ!!

理由を説明する前に、人間で考えてみましょう。

私たちが、100mダッシュでも、野球でも、テニスでも何でもいいです。

運動をする前に、何をしますか?

特に、寝起きや寒いときを想像してください。

 [わーい(嬉しい顔)]準備運動だね。

 軽く走ったり、体操をしたりするね。


そうですね。

しかも、体全体を暖めますね。

100mダッシュだから、足だけの体操をすることはしませんね。

腰や腕そして首なども、けがをしないよう準備運動をしますね。


クルマも一緒です。

エンジンだけを温めて、その後、アクセル全開! なんて運転は

クルマを傷めます。 いますぐやめましょう。

エンジンをかけた数分間は、トロトロと走る」ことにより、

エンジンだけでなく、タイヤやハンドルや変速機(いわゆるチェンジ)など、

車全体の準備運動ができるのです。


真冬のさむーい時期は、すこし長めの5〜10分間を目安にしましょう。

そして、そのあとも、じわりじわりとスピードを上げていきましょう。

これで、バッチリです。


エンジンをかけた数分間は、トロトロと走る」理由は、他にもあります。

(いつものことながら、マニアックですが、)

車をとめた状態では、エンジン全体を温めているつもりでも、

実際には、エンジンの一部分しか温められていません。

つまり、エンジン内で、冷たい部分と温かい部分が存在してしまい、

(エンジンも金属なので温かい方が、少し大きくなってしまい)

その結果、エンジンの大切な部分にゆがみが発生し故障する、

といったことになります。


その他の理由としては、肌で感じている人も多いと思いますが、

ガソリンの無駄づかいとなっていますね。

まったく走っていないのですから、当然ですね。

先ほど、「電子制御で、温度に合わせた燃料の量にするなど、

エンジンが冷えていても全く問題がない」

と言いましたね。


温度が低い時には、電子制度でガソリンの量を増やしていますよ。


すこし余談になりますが、

停車状態で暖気運転をしても、エンジンに負荷がかからない状況であり

なかなかエンジンの温度はあがりません。

ということは、長い時間、ガソリンの量を多く使っているのに、

エンジンの温度は、なかなか上がらない。

やっぱりムダですね。


最近の車には、アイドリングストップ(信号待ちで、エンジンが自動的に止まること)

機能がありますが、

エンジンをかけた数分間は、トロトロと走った方が、アイドリングストップ

以上に、燃費向上に貢献しますので覚えておいてください。


是非実践してみてください。

車の寿命ものびますよ。



次回は、「燃費向上のためにガソリンは少しずついれるの?」です。









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